近年、ヨガは健康維持や美容、ストレス解消など様々な効果が期待できるとして、世界中の人々に人気を博しています。その人気に伴い、ヨガインストラクターの需要も高まっており、ヨガの資格取得に関心を持つ人も増えています。
しかし、スタジオに通う時間や体力がないという方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、オンラインクラスでの資格取得です。オンラインなら、インターネット環境さえあれば、自宅で好きな時間にヨガレッスンを受けることができます。スタジオに通う必要がないため、時間や場所の制約を受けずにヨガを始めることができます。
そこで今回は、ヨガの資格について、種類、選び方、仕事内容から、オンラインでの資格取得に関わるあらゆる情報を以下の4つのトピックに分けて紹介しています。ぜひ参考にしてください。
オンラインヨガなら始めるハードルが低い
ヨガのオンラインレッスンには、以下のような魅力があります。
- 時間や場所の制約がない
スタジオに通う必要がないため、好きな時間に好きな場所でヨガレッスンを受けることができます。仕事や家事の合間、夜遅い時間など、自分のライフスタイルに合わせてヨガを楽しめます。
- 低料金で始められる
スタジオに通う場合と比べて、月額料金が安いサービスが多いです。また、入会金や施設使用料などの初期費用がかからない場合もあります。
- 様々な種類のレッスンを受けられる
初心者向けのレッスンから、上級者向けのレッスンまで、幅広い種類のレッスンを受けることができます。また、ダイエットやリラックス、マタニティヨガなど、目的別のレッスンも充実しています。
- インストラクターの顔を見ながら受けられる
多くのサービスでは、インストラクターの顔を見ながらレッスンを受けることができます。ポーズの細かい指導を受けたり、質問したりすることもできます。
- 録画レッスンで好きな時間に復習できる
録画レッスンを提供しているサービスもあります。レッスンを受け損ねた場合や、復習したい場合などに便利です。
メジャーなヨガインストラクター資格はRYT
ヨガインストラクターなるための国家資格はなく、民間の資格発行団体による認定資格を取得する人が大半です。
資格発行団体もたくさん存在し、どの資格を選べばよいかわからない方もいらっしゃるかと思います。そこで、民間資格の中でも、認知度が高く、就職に比較的有利になる資格を以下では紹介しています。
ヨガの民間資格の種類
ヨガの民間資格は、様々な団体が認定しており、それぞれ取得難易度や学習内容、仕事内容などが異なります。
代表的な民間資格は以下の通りです。
- 全米ヨガアライアンス(RYT)
世界最大級のヨガ団体が認定する資格で、ヨガインストラクターとして世界中で通用する資格です。RYTには、200時間、300時間、500時間などのレベルがあり、それぞれ取得難易度や学習内容が異なります。
- 日本ヨガインストラクター協会(JYIA)
日本国内で最も歴史のあるヨガ団体が認定する資格です。JYIAには、マスターコース、アドバンスコース、ベーシックコースなどのレベルがあり、それぞれ取得難易度や学習内容が異なります。
- 一般社団法人全日本ヨガ協会(AJYA)
全日本ヨガ協会が認定する資格で、ヨガインストラクターとして活動するための基本的な知識や技能を学ぶことができます。AJYAには、1級、2級、3級などのレベルがあり、それぞれ取得難易度や学習内容が異なります。
- 国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)
国際ホリスティックセラピー協会が認定する資格で、ヨガセラピーに関する専門的な知識や技能を学ぶことができます。IHTAには、ヨガセラピスト1級、ヨガセラピスト2級などのレベルがあり、それぞれ取得難易度や学習内容が異なります。
- その他
上記以外にも、様々な団体がヨガの民間資格を認定しています。
資格を選ぶときに確認したいポイントは大きく4つ
ヨガの民間資格を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。
- 目的や目標
ヨガインストラクターとして働きたいのか、自分自身のヨガの練習を深めたいのか、目的や目標によって必要な資格は異なります。まずは、自分がヨガの資格を取得することで何を成し遂げたいのかを明確にしましょう。
- 取得難易度
ヨガの民間資格は、取得難易度が様々です。初めてヨガの資格を取得する場合は、比較的取得難易度の低い資格から始めることをおすすめします。
- 学習内容
ヨガの民間資格によって、学習内容は異なります。自分が興味のある内容を学べる資格をよく確認し選びましょう。
- 仕事内容
ヨガの民間資格を取得することで、仕事にどう生かせるのかを事前に確認しておきましょう。
ご紹介した民間資格の中でも、全米ヨガアライアンス(RYT)が最もメジャーな資格であり、ヨガインストラクターとして必須の資格ではありませんが、現在活躍しているインストラクターの多くはRYTを保有しています。RYTを取得後、知識と技術の幅を広げたい、または他のインストラクターとの差別化を図りたいと考える方が、他の民間資格を取得する傾向があります。
資格取得にかかる費用は種類によって大きく異なる
ヨガの民間資格取得にかかる費用は、資格の種類や取得方法、また選ぶスクールなどによって異なりますが、1.2万円程度、数日で取得できるものから、30万円程度、取得まで半年以上要する資格など様々です。
ヨガインストラクター資格取得におすすめのスクール3選
オンラインクラスを提供しているおすすめのスクールはいくつかあります。
- LAVA インストラクター養成スクール(firstship)
LAVAは、全国に展開しているヨガスタジオです。firstshipでは、RYT200の資格取得を目指すことができます。
- YMCメディカルトレーナーズ
YMCメディカルトレーナーズは、上記「国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)」認定のヨガスクールです。RYTの取得に加え、IHTA認定資格の取得も同時に叶います。
- ヨガワークス
ヨガワークスは、アメリカ老舗のヨガスクールとして、高い信頼と経験値を得ており、RYT200、500の取得が可能です。充実したカリキュラムで体系的に学習することができます。
ヨガインストラクター資格のための、オンラインクラスを選ぶ際にはココを確認しよう
ヨガインストラクターの資格を取得するためには、どの資格を選択する場合でも養成講座を受講する必要があります。最終的に認定試験に合格する必要があるためです。独学でも試験に挑むことは可能ですが、より正確に効率よく学ぶなら養成講座の受講をおすすめします。養成講座の受講には、通学やオンラインなどの学習方法が選べる資格がほとんどですが、この記事ではオンラインクラスを選択する例を取り上げています。
- 価格とカリキュラム
特にRYT資格の取得を目指す人は注意が必要です。
RYT資格は認定校と定められたヨガスクールに通うことで取得が目指せますが、スクールによって講座の価格に差が出あります。その理由としては、全米ヨガアライアンスが定めた最低限のカリキュラム以外の内容は、スクールによって学習内容を決めることができるためです。
価格の安さで選ぶと、実はカリキュラム内容が乏しくインストラクターを名乗るには心許なかった…ということもあるのです。価格は講座を選ぶために重要な要素ですが、価格設定の理由までよく確認する必要があります。
- レッスン内容
初心者向けのレッスンや、目的別のレッスンなど、資格取得後に自分がどう活躍していきたいを考え、ニーズに合ったレッスンがあるか確認しましょう。また録画学習ではなかった場合、振替レッスンを受講することができるかなど、予定が合わなかった際に融通が利くかどうかの確認も行うと良いでしょう。
- インストラクター
インストラクターの経歴や指導歴などを確認しましょう。
- 口コミ
他のユーザーの口コミや、卒業生の方の口コミを参考にしましょう。
- フォローアップ体制
取得後の就職サポートや、紹介事業による優先的な就職機会の提供など、スクールとしてフォローアップ体制が整っているかなども確認しましょう。取得後に不安や悩みを抱えることなく、新しい道を目指すことができます。
資格取得後のキャリアパス
ヨガの民間資格を取得した後は、様々なキャリアパスがあります。
- ヨガインストラクター
ヨガスタジオやスポーツクラブ、カルチャーセンターなどでヨガの指導を行います。
- フリーランスヨガインストラクター
ヨガ教室やイベントなどを開催したり、オンラインでヨガレッスンを提供したりするなど、フリーランスとして活動します。
- 企業内ヨガインストラクター
企業の福利厚生の一環として、社員向けのヨガレッスンを行います。
- ヨガセラピスト
ヨガセラピーの専門知識を活かして、心身の不調を抱える人々のサポートを行います。
- ヨガ関連の仕事
ヨガグッズの販売やヨガイベントの企画運営など、ヨガ関連の仕事に就くこともできます。
資格取得後にインストラクターとして成功したいなら意識しよう
ヨガインストラクターとして成功するためには、以下のポイントを意識して行動することが重要です。
- 専門知識を深める
ヨガの解剖学や生理学、哲学など、ヨガに関する専門知識を深めましょう。
- 指導力を磨く
わかりやすく丁寧な指導ができるよう、指導力を磨き続けましょう。
- 人脈を広げる
ヨガ関連のイベントやワークショップに積極的に参加し、人脈を広げましょう。
- ビジネススキルを磨く
フリーランスとして活動する場合は、マーケティングや顧客管理などのビジネススキルを磨くことも重要です。
まとめ
この記事では、ヨガの資格について、種類、選び方、仕事内容から、オンラインでの資格取得に関わるあらゆる情報を4つのトピックに分けて紹介しました。
ではここで、本記事のポイントをまとめ、復習してみましょう。
- オンラインレッスンは、時間や場所に縛られることがなく自由度の高い受講方法である。
- ヨガインストラクター資格のメジャーなものはRYTであるが、目的や学習内容などをよく確認して自分に合った資格を選ぶと良い。
- ヨガインストラクターの資格取得におすすめのスクール3選。スクール選びの際にはカリキュラムやフォローアップ体制といったサポート体制までを十分に確認する必要がある。
- 資格取得後、ヨガインストラクターとして活躍していくためには、専門知識や技術を習得するほか、ビジネススキルなども身に付けていると成功しやすい。
ヨガの民間資格は、ヨガインストラクターとしてのキャリアアップを目指す人や、自分自身のヨガの練習を深めたい人におすすめです。
今回の記事を参考に、自分に合ったヨガの資格を見つけて、ぜひチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。