今や、日本人の多くが悩んでいるという「肩こり」
現代社会のデスクワークやスマホ操作による猫背や運動不足は、肩こりの大きな原因となります。慢性化すると頭痛や倦怠感、集中力低下など様々な症状を引き起こし、日常生活にも支障をきたすこともあります。
そこで今回は、ヨガを習慣的に取り入れることで、肩こりを改善・予防し、心身ともに健康的な状態を維持する方法を解説していきます。さらに効果を高める食事や生活習慣の改善法も紹介していきます。
ヨガが肩こりに効く理由は大きく3つ
ヨガは、呼吸と動きを連動させた運動です。主な効果は以下の通りです。
- 血行促進
ヨガのポーズは筋肉を動かし、血流を促進します。血行が改善されると、酸素や栄養素が全身に行き渡り、老廃物が排出されやすくなります。
- 筋肉の緊張緩和
ヨガのポーズは、凝り固まった筋肉をストレッチし、緊張を緩めます。特に、肩こりに関係する首、肩、背中の筋肉を重点的にほぐします。
- 自律神経を整える
ヨガの呼吸法は、自律神経を整え、心身をリラックス状態へと導きます。ストレスによる筋肉の緊張を緩和し、肩こりの改善に効果があります。
初心者でも簡単!肩こり解消ヨガポーズ
- キャット&カウポーズ
- 四つん這いの姿勢から、息を吸いながら背骨を反らし、天井を見上げるようにします (猫のポーズ)。
- 息を吐きながら、背骨を丸め、顎を胸に近づけます (牛のポーズ)。
- これを数回繰り返します。
- ダウンドッグ
- 四つん這いの姿勢から、息を吐きながらお尻を持ち上げ、背筋を伸ばして三角形を作ります。
- かかとが床につかなくても構いません。
- 首筋を長く保ち、5~10呼吸キープします。
- コブラのポーズ
- うつ伏せになり、手のひらを肩幅に開いて床につきます。
- 息を吸いながら、胸を持ち上げ、上体を反らせます。
- 目線は前方または斜め上に向けます。
- 5~10呼吸キープします。
- 鷲のポーズ
- 立った姿勢で、右膝を左腿の付け根に置き、左足を床につきます。
- 両腕を前に出し、手のひらを合わせて肘を曲げます。
- 息を吐きながら、上体を前方に倒し、5~10呼吸キープします。 *反対側も同様に行います。
- チャイルドポーズ
- 四つん這いの姿勢から、息を吐きながらお尻を後ろに引き、おでこを床につきます。
- 両腕を前に伸ばし、リラックスします。
- 1~2分間キープします。
レベルアップ!肩こり改善ヨガポーズ
上記のポーズに慣れてきたら、以下のポーズに挑戦してみましょう。
- 猫のねじりのポーズ
- 橋のポーズ
- 鳩のポーズ
これらのポーズは、より深い筋肉を刺激し、肩こりの根本的な改善に効果があります。
ヨガの効果をさらに高める方法
- 食事
- 抗酸化物質
ビタミンCやE、ポリフェノールなどが豊富な野菜や果物を積極的に摂取しましょう。
- 血行促進
血行を促進する効果のある生姜やニンニク、玉ねぎなどを食事に取り入れましょう。
- 水分補給
水分不足は血行不良の原因となります。こまめに水分補給をしましょう。
- 生活習慣
- 適度な運動
ウォーキングやジョギングなど、有酸素運動を定期的に行いましょう。
- 質の高い睡眠
睡眠不足は疲労蓄積の原因となり、肩こりを悪化させます。毎日7~8時間の睡眠時間を確保しましょう。
また、寝る前のスマホやパソコンの使用は控え、リラックスできる環境を整えましょう。
- ストレス解消
ストレスは筋肉を緊張させ、肩こりを悪化させます。ヨガや瞑想、趣味など、自分なりのストレス解消法を見つけて実践しましょう。
- 姿勢
猫背などの悪い姿勢は、肩こりの原因となります。意識的に背筋を伸ばし、正しい姿勢を保ちましょう。
ヨガ教室やオンラインレッスン
独学でヨガを始めるのが難しい場合は、ヨガ教室やオンラインレッスンに通うのもおすすめです。経験豊富なインストラクターから指導を受けることで、正しいポーズや呼吸法を身につけることができます。
まとめ
この記事では、ヨガで肩こりを改善・予防し、心身ともに健康的な状態を維持する方法と、ヨガの効果を高める食事や生活習慣の改善法を紹介しました。
本記事のポイントをまとめ、復習してみましょう。
- ヨガによって血行促進・筋肉の緊張緩和・自律神経が整うことで肩こりが軽減される。
- 肩こり解消に効果的なヨガポーズ8選
- ヨガの効果を高めるためには、食事法・生活習慣・ストレス解消・姿勢改善を意識し、ヨガスタジオまたはオンラインレッスンを受講すると良い。
ヨガを習慣的に取り入れることで、肩こりだけでなく、頭痛や腰痛、便秘、不眠症などの症状も改善することが期待できます。
今回紹介した内容を参考に、自分に合ったヨガを見つけて、ぜひ実践してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。