近年、ヨガは世界中で人気が高まっており、日本でも多くのヨガ教室やスタジオが誕生しています。
その結果、ヨガインストラクターの需要も増加しており、資格取得を目指す人が増えています。
しかし、ヨガインストラクターの資格には様々な種類があり、それぞれ取得条件や内容が異なります。また、ヨガインストラクターとして活動するには、資格取得以外にも様々な準備が必要です。
そこで今回は、ヨガインストラクター資格の種類や取得方法、おすすめのスクール、活動方法、収入、キャリアプランなど、ヨガインストラクターになるために必要な情報を以下の4つにまとめました。
資格取得を検討し、このページを訪れた方にとって、1つでも不安や疑問などが解消されると幸いです。
ヨガインストラクターはどんな職業?
ヨガインストラクターとは、ヨガの指導を行う職業です。ヨガ教室やスタジオ、スポーツジムなどで、ヨガのポーズや呼吸法、哲学などを生徒に教え、心身の健康増進をサポートします。
仕事内容
ヨガインストラクターの仕事内容は、主に以下の通りです。
- ヨガの指導(ポーズ、呼吸法、哲学など)
- レッスンの準備(音楽、教材、スタジオ環境など)
- 集客(SNS発信など)
- 生徒のカウンセリング(体調、目標、悩みなど)
- イベントやワークショップの企画・運営
- ヨガに関する情報発信(ブログ、SNSなど)
必要スキル
ヨガインストラクターとして活躍するためには、以下のスキルが必要です。
- ヨガの知識と技術
- 指導力
- コミュニケーション能力
- ホスピタリティ
- ビジネススキル
ヨガ資格の種類を知ろう
一口にヨガインストラクターの資格と言っても、様々な種類の資格が存在します。
ヨガ資格は1つじゃない!団体によって異なる認定資格を確認しよう
主に以下の団体によって認定されています。
- 全米ヨガアライアンス(RYT)
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全米ヨガアライアンス(RYT)は、世界最大級のヨガ団体であり、ヨガインストラクターの資格として最も知名度が高いです。現在インストラクターとして活躍している方の多くは、このRYT資格を保持していると言ってよいでしょう。RYTには、200時間、300時間、500時間など、様々なレベルの資格があります。
- 日本ヨガ連盟
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日本ヨガ連盟は、日本のヨガ団体としては最も歴史が長く、伝統的なヨガを重視しています。日本ヨガ連盟の資格には、ティーチャーインストラクター、マスターコースなどがあります。
- その他のヨガ資格発行団体
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上記以外にも、様々なヨガ団体が独自の資格を認定しています。代表的な団体としては、社団法人日本ヨガインストラクター協会(JYIA)、一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)などがあります。マタニティヨガやシニアヨガなどの資格を取得することができ、様々な生徒さんに対応できるようになります。自身の活躍の幅を広げたいと考える方に見ていただきたい資格です。
資格取得なら養成講座の受講がベスト
ヨガインストラクターの資格取得方法は、団体によって異なりますが、基本的には以下の通りです。
全米ヨガアライアンス(RYT)
RYTの資格を取得するには、RYT認定校と呼ばれるヨガスクールで、所定時間の養成講座を受講する必要があります。養成講座では、ヨガのポーズ、呼吸法、哲学、指導法などを学びます。
日本ヨガ連盟
日本ヨガ連盟の資格を取得するには、日本ヨガ連盟が開催する養成講座を受講し、試験に合格する必要があります。養成講座では、伝統的なヨガのポーズ、呼吸法、哲学などを学びます。
その他のヨガ団体
その他のヨガ団体の資格取得方法は、団体によって異なりますが、基本的には養成講座を受講し、試験に合格する必要があります。
養成講座を受講せず、独学で資格取得を目指すことも可能ですが、正しい理解と習得ができず自己流になってしまうことや、モチベージョンの維持が難しいなどのデメリットを考慮すると、あまりおすすめはできません。
資格取得までにかかる費用や期間を確認しよう
ヨガインストラクターの資格取得にかかる費用は、団体やスクールによって異なりますが、一般的には以下の通りです。
全米ヨガアライアンス(RYT200)
- 費用:20万円~60万円程度
- 期間:3~6か月
日本ヨガ連盟 ティーチャーインストラクター
費用:20万円~30万円程度
期間:7日間
その他
費用:20万円~50万円程度
期間:団体によって異なる
費用には、養成講座の受講料、教材費、試験費などが含まれます。通学やオンラインなど、学習方法などにより費用は変動します。
ヨガインストラクターの資格取得におすすめのスクールはここ!
ヨガインストラクターの資格取得におすすめのスクールは、いくつかあります。
その中でも、充実したカリキュラム内容と、業界大手の信頼と実績を鑑みて、以下の2つをおすすめします。
- FirstShip: 全国にスタジオを展開する業界大手のLAVAが運営するRYT取得に特化したスクールです。RYT200、RYT500を様々な学習方法から選んで取得を目指すことができます。
- YMCメディカルトレーナーズスクール: 資格取得に特化した総合スクールです。ヨガRYT200、RYT500の他、国際ホリスティックセラピー協会認定校として、整体やピラティスなどの協会認定資格取得も目指すことができます。
スクールを選ぶ際には、カリキュラム、費用、立地、口コミなどを参考にしましょう。
資格取得後のキャリアパスを知ろう
資格取得後はどうするの…?
そんな漠然とした不安を抱える方、懸念となって取得に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ヨガ資格取得後の働き方から収入面までを解説していきます。
ヨガインストラクターとしての働き方は正社員だけじゃない!
ヨガインストラクターとしての活動方法には、以下のものがあります。
- ヨガ教室やスタジオに就職する
ヨガ教室やスタジオに就職すれば、安定した収入を得ることができます。採用条件は、ヨガの資格や経験、指導力などが考慮されます。
- 業務委託講師として活動する
もっともポピュラーな働き方です。業務委託として活動すれば、自分のペースで仕事をすることができます。しかし、収入は安定せず、集客や事務作業などを自分で行う必要があり、ビジネススキルも求められる働き方です。
- フリーランスとして活動する
フリーランスとしての活動も業務委託と似ており、自分のペースで仕事をすることができるメリットがあります。しかし、委託契約によってレッスンを行うことができるスタジオが確保される業務委託に比べ、フリーランスは企業やイベント主催に対して自身で営業を行う必要があり、レッスンを行う場所も定まらないといった点でデメリットがあります。
- 独立開業する
自身でスタジオを開き、指導も経営も行う働き方です。自身のペースでレッスンスケジュールを設定できますが、初期費用やリスクが高いという面でハードルが高い働き方といえます。
資格取得後の就職活動が不安な場合は、取得後のフォローアップまでしてくれる養成スクールを選ぶと良いでしょう。1つ前のトピックで紹介した2つのスクールは、養成講座のカリキュラムの中に、手厚い就職サポートが含まれています。受講費用にはどんなサービスが含まれているのかをよく確認し、1つでも不安や懸念をなくした状態で取得を目指してみてください。
気になる収入面は?
ヨガインストラクターの収入は、勤務先や活動方法によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
- ヨガ教室やスタジオ勤務…月給25万円~30万円程度
- 業務委託講師…月収10万円~20万円程度
- フリーランス、独立開業…完全出来制
収入は、経験やスキル、人気度などによって大きく左右されます。
ヨガインストラクターとしてキャリアアップを目指すなら…
ヨガインストラクターのキャリアプランは、人それぞれです。以下は、一例です。
- ヨガ教室やスタジオでキャリアアップを目指す…上級インストラクターやマネージャーを目指す。
- 独立してヨガ教室やスタジオを開業する…自分の理想のヨガ教室を運営する。
- ヨガの専門家として活動する…ヨガに関する書籍や記事を執筆する、講演活動を行う。
- ヨガのインストラクター養成に携わる…ヨガインストラクター養成スクールの講師になる。
まとめ
この記事では、ヨガインストラクターになるために必要な情報を4つに分けて解説していきました。
資格取得を検討している方は、求めている情報が見つかったでしょうか?
ではここで、本記事で解説した4つの情報をまとめて復習してみましょう。
- ヨガインストラクターの仕事は、指導だけではなく、集客や生徒のカウンセリング・イベント等の企画運営まで、多岐にわたる。
- ヨガの資格には種類があり、1番メジャーなものは「RYT200」である。ほとんどの資格で、養成講座の受講が必須であり、受講方法によって費用や期間が変わる。
- ヨガ資格を目指す方におすすめのヨガスクール
- ヨガインストラクターとしての働き方は様々だが、正社員以外の形態は自由に働ける反面で収入面で安定しにくいなどのデメリットもある。資格取得後の就職活動が不安な場合は、就職サポート体制も整っている養成スクールを選ぶと良い。
ヨガインストラクターは、心身ともに健康的な生活を送りたい人や、人にヨガの魅力を伝えたい人におすすめの職業です。資格取得には費用や時間がかかりますが、やりがいのある仕事です。
またヨガの資格を持っていることで、ヨガインストラクター以外にも、ヨガセラピスト、ヨガアドバイザー、ヨガライターなどのヨガ関連の仕事で活かすことができます。自分の興味やスキルに合わせて選んでみてください。
ヨガインストラクターを目指す方は、ぜひこの記事を参考に、自分に合った方法で資格取得を目指してみてください。応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。